サラリーマン時代、給料明細を貰って眺めていた時に『給与総支給額』と『手取り金額』の差を見て「何でこんなに減っちゃうんだろう?」とずっと思っていた覚えがあります。
「税金高いな~」「このなんちゃら保険って何でこんなに引かれるんだろう?」と
いつも思っていました。
しかし、まあそんなもんか・・・。
と、いちいち調べている時間もなかったので、そのままにしてきました、そんな
私と同じような方多いのではないでしょうか・・・。
少なくても学校では教えてもらった記憶はありません。社会人になって20年近く
たっても良く分からないんです、給料から引かれているものが。
そこで、いよいよきっちり調べてみる事にしました。
専門家ではないので、小学生でもわかる程度にやさしく紹介出来ればと思います。
目次
サラリーマンの給料から、引かれているものは?
給料明細の『控除』の金額が引かれるお金!
給料明細の項目に『控除』という部分があります。
いわゆるこちらが『給料から引かれるお金』です、『控除(こうじょ)』と聞くと
免除のようなイメージを持ってしまっていたのですが、払わなくて良い、得する
みたいな・・・。
まったく違い、がっつり引かれるお金でした。
給料明細の『控除の項目』の中身は?
給料明細の『控除の項目』には、以下のものがあります。
① 雇用保険料
② 健康保険料
③ 厚生年金保険料
④ 所得税
⑤ 住民税
『控除の項目』は、更に2種類に分かれます。
給料明細から引かれているお金『控除』は、2種類に分ける事が出来ます。
① 社会保障
② 税金
『税金』は何となく分かります、消費税が有名ですよね、国に納めるお金って
イメージが湧きます。納めなきゃいけないお金って感じがします。
問題は『社会保障』・・・。
はい、聞き慣れない言葉が来ました、『社会の保障』ってなに?
社会保障とは?
簡単に説明しますと、国が国民に行っている、保障・保険です。
ある条件で、通常通り働く事が出来なくなった人の生活を国が保証する制度です。
その期間、生活をする為のお金を貰えたり、サービスを受けれたりします。
働けなくなる条件として、病気、老齢、障害、死亡、失業、貧困、要介護、出産、育児などに
なります。
自分自身も、いつ何時このような状態に陥るか分かりません。
それを考えますと、払っとかないとサービスを受けれなかったり、給付を貰えないわけです。
控除項目を『社会保障』と『税金』に分けてみます。
『社会保障』の分野になる項目は?
① 雇用保険料
② 健康保険料
③ 厚生年金保険料
『税金』の分野になる項目は?
① 所得税
② 住民税
という分け方になります、語尾が税になってたら『税金』。
語尾に保険が入っていたら『社会保障』と覚えると分かりやすいです。
サラリーマンは、どちらも強制的に給料から引かれます。
この『税金』と『社会保障』は、強制的に給料から引かれます。
払いたくない、という事は出来ません。
サラリーマンじゃなければ払わない事が可能なのか?サラリーマンだけ不利なのか?
という疑問が湧きますが、
実際は不利ではないです、たしかにサラリーマンは全項目、強制的に支払うのですが
払う金額は安いんです。
何故かというと、雇用している企業が、半分ないし半分以上払ってくれている項目があるからです。
企業と折半して支払っている『控除項目』は?
まず、『税金』はここには当てはまりません。
税金は、どなたであっても各個人で全額払わなければいけません。
となると『社会保障』の方の項目になります。各金額はこうなっています。
① 雇用保険料 → 5対8.5の割合で、会社が多く支払っている。
② 健康保険料 → 会社と折半なので、半分会社が払ってくれている。
③ 厚生年金保険料 → 会社と折半なので、半分会社が払ってくれている。
こんなに優遇されています!!会社って大変ですね!各従業員のこんな事ま
で負担しなくちゃいけないんですから。良く潰れないですね・・・・。
という事で、サラリーマンである事でこんなメリットがあったんです、
知らなかったですね。
高い高いと思っていた金額は、実はそうではなかった・・・実は半額だった!
という事が分かりました。
まとめ
今回の記事では、給料から引かれている『控除項目』が『税金』と『社会保障』に
分けられ、使われ方の違うお金だという事が分かりました。
そして、サラリーマンは企業が折半して支払ってくれている金額もある、というのまで
分かりました。
しかし、実際に『雇用保険』とは何なのか?『健康保険』とは何なのか?
と言うのは、全然分からないと思います。
次回はその辺を詳しく個別に説明していきたいと思います。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
また続きでお会いしましょう・・・。
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