年金という言葉は知っていますが、その制度を詳しく理解している人は少ないと思います。今後ご自身が年を取った時に必ず必要になってくる年金の知識を、できるだけ簡単に、ご紹介したいと思います。
目次
年金とは?納める年金と貰う年金に分けて考えましょう!
年金(年金保険)を分かりやすくする為に、国へ納める年金と、国から貰う年金に分けてご説明致します。
納める方の年金のしくみは?
①国民年金、②厚生年金、③共済組合の三つがあります。
①『国民年金』は、20歳以上60歳未満のすべての方が、加入する年金です。
基礎年金と呼ばれています。
金額は所得に関係なく一律、月額16,490円になります。(その年により変動あり)
まとめ払いをすると割引などがあります。
②『厚生年金』は、民間の企業で働く方が加入する年金です。
企業と折半で保険料を納めて行きます、給料明細には『厚生年金』となっておりますが、実は『国民年金+厚生年金』という形で納めていますので、その期間は『国民年金』にも加入していた事になります。
金額は所得により変動し、標準月額の18.3%が厚生年金保険料となります。
その半分を企業が払ってくれますので、実質半分の9.091%を納める事となります。
③『共済組合』は、公務員が加入するものです。
貰う方の年金の仕組みは?
①『国民年金』や『老齢基礎年金』と呼ばれる。
20歳~60歳で保険料を納めますと、現状65歳から年金(老齢基礎年金)を受給できます。
年金を受け取るには、25年間年金を納める必要があります。
40年間年金を納めますと、満額の年金を受給できます。
厚生年金加入期間中も同時に国民年金に加入している事になります。
未納期間がありますと、減額や受給出来なくなってしまう事もあります。
満額で貰える、月の金額は(平成27年度)で約65,000円、今後はもっと減っていくと予想されます。
未納期間がないかどうかの確認は、こちらから確認できます。
②『厚生年金』や『老齢厚生年金』と呼ばれる。
こちらも、加入していた方なら、65歳より受給可能になります。
入社したときから、退社するときまで(転職した場合は通算)の全期間の給与や賞与の平均額をもとにして、生年月日によって決まっている給付乗率と厚生年金保険に加入した月数を掛けて年金額を計算します。
満額はなく、納めれば納めただけ、受給する金額も多くなります。
将来どのくらい貰えるのか、のシュミレーションは、こちらからできます。
まとめ
基本的な、年金の納め方、貰い方をご紹介致しました。
その他
- 65歳より早く年金を貰えるのか?
- 60歳を過ぎてからも、年金を納められるのか?
- 国民年金基金とは?
- 厚生年金基金とは?
- 年金に扶養はあるのか?
- 20歳で学生の人も国民年金を払うのか?
などの疑問点は、別記事でご紹介致します。
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