ついつい使用している言葉が、実は目上の方、お客様に対して、とても失礼にあたる言葉だったりしたら・・・。こちらは悪気はないのに、相手を不快にさせてしまっていたら、と思うと話すのが怖くなってしまいます。
日本語の言葉づかいはとても難しく、すべて正しく使えている方は少ないと思われますが、最低限知っておいた方が良い、『敬語について』をご紹介致します。
目次
敬語の種類を知りましょう!
敬語は3種類に分けられる!
『敬語』は、社会人としての『礼儀の言葉』になりまして、3種類を使い分ける必要があります。
① 丁寧語(ていねいご)
言葉の頭に『お』『ご』をつけたり、語尾に『です。』『ます。』を使用して、言葉をきれいに丁寧に表す方法です。
基本、相手とご自身の立ち位置は同じで、上下関係に関係なく使用します。
② 尊敬語(そんけいご)
相手を高め、敬意を表す言葉として使用します。
目上の方、上司、お客様に対して使用する言葉になります。
③ 謙譲語(けんじょうご)
自分を低めて、相手を高めて、敬意を払う言葉として使用します。
目上の方、上司、お客様に対して、ご自身が行う、行った事等を伝える時に使用します。
『丁寧語』は、いわゆる普段使用している『敬語』の様なイメージになりまして、ビジネス敬語になりますと、『尊敬語』と『謙譲語』を使いこなさなくてはいけなくなります。
『尊敬語』と『謙譲語』を間違えないコツは?
難しいのは、尊敬語と謙譲語です、
例えば、『言う』という言葉で、例を上げますと、尊敬語が『おっしゃる』になりまして、謙譲語が『申す』になります。
武士になりきりましょう、そうしますとすんなり言葉が出てきます。
そもそも敬語が複雑化してしまった原因は、武士のころの時代に、身分制度を細かくし過ぎて、今まであった敬語では使い分けきれなくなったから、だそうです。
もう一つ、『尊敬語』と『謙譲語』の使い分け方のコツは、最初に『あなた』、『わたし』を付けて、話してみますと分かります。
『尊敬語』と『謙譲語』の使い分け例!
例えば、『言う』ですと、
○『あなた』がおっしゃる。 ×『わたしが』おっしゃる。
×『あなた』が申す。 ○『わたしが』申す。
という感じで、『あなた』や『わたし』を付けた時に違和感がない方を選べばよいわけです。
他にはこんな感じです。
『尊敬語』(あなたをつける)
行く、来る → いらっしゃる
食べる → 召し上がる
する → なさる(なさります)
見る → ご覧になる
『謙譲語』(わたしをつける)
行く、来る → 参る、伺う
食べる → いただく
する → いたします
見る → 拝見する
まとめ
というわけで、まずは敬語の種類をご紹介致しました。
基本的には、上記を常に意識しておく必要があります、とっさの場面で、自然に使えるようになるまで、日常でもちょこちょこ、口にしとく事をお勧めします。
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