認知症のつらいところは、本人が分からなくなってしまう事で、家族や周りの方に迷惑がかかる事だと思います。脳の病気だとは分かりますが、本人の意思とは関係なく、徘徊する、暴れる、暴言、被害妄想により騒ぐなどを起こしてしまい、本人はそれを覚えておらず忘れてしまうという、本人にも周りの方にもつらい病気という事です。
もし自分がそうなってしまったらと考えますと、とても恐ろしいです。
そして、認知症には現時点で特効薬はなく、進行を遅らすような薬しかありません。ですので一番大事な事は、病気の事を知り、早くから予防対策をとるという事が大事になります。
目次
後悔する前に、認知症予防を実行しましょう!
認知症になる前に予防をしましょう!
認知症は、発症してしまうと治すことは困難ですが、かかるリスクを抑える予防は可能だとされております。
そして、認知症は、発症時期からさかのぼって、20年前程から脳の中で症状が現れ始めると言われております。
つまり、予防対策を始めるのが早すぎるというのはありません、むしろ早い時間に初めて、長い期間続ける事が一番大事だとされております。
現在、予防が可能とされている認知症は、『アルツハイマー型認知症』、『血管性認知症』の二つです。
認知症患者の中で、発症率の多い1位と2位の認知症です。
認知症予防に効くもの!
では、具体的に予防対策はどうすればよいのでしょうか?
大きく分けまして、3つの予防法があります。
① 運動
毎日散歩など、歩く事が一番の特効薬!、一番良く効くとされております。
認知症にかかる方は、歩く速度が遅くなるとされています、これは脳の中の前頭葉という部分の能力が低下してしまっている為、速く歩く事が出来ないのです。
歩く事で脳の前頭葉を刺激して、弱くなったり破壊されてしまった脳内の神経細胞以外の細胞を鍛えて、補う事が可能とされております。そして委縮してしまった「脳の部位海馬」記憶をする部分も元通りに大きく戻す事も可能だそうです。
歩く速度の目安は、1分間に36メートル以上。よく分からないかもしれませんが、成人が普通に歩く速度の半分くらい、の速度だそうです。
② 食事
おもに脳内の血流を良い状態にする事が一番大事ですので、認知症に限らずよく言われています、バランスの良い食事をとる事が大事ですが、なかなか続かない場合は・・・。
和食と牛乳(ヨーグルト)を摂取するようにしましょう。
とくに牛乳・ヨーグルトに含まれる成分は、認知症を発症させる物質を抑える効果があるそうですので、1日にコップ1杯の牛乳、1日に150グラムのヨーグルトを飲んだり食べたりしましょう。
③ 睡眠
認知症の原因であります、脳内にたまって細胞に悪影響を働くアミロイドベータは、脳が活性化した時に誰でも発生します。
しかし通常は、睡眠中に脳の外へ排出されきれいな状態になります。これが睡眠不足ですと、アミロイドベータが完全に脳内から無くならず残ってしまいます、この状態を20年蓄積すると認知症発症となるわけです。
ですので、適度な睡眠をとって上手に脳内からアミロイドベータを排出しましょう。
認知症になるリスクを高めるものは?
逆に、認知症の発症のリスクを高めてしまうのは・・・
- 喫煙
- 高血圧
になります、気をつけましょう。
まとめ
認知症を予防する行為が、ほとんど生活習慣病の予防対策と同じでした。
つまり、皆さん言われているにもかかわらず、対策をさぼり、不摂生な暮らしを続けたあげく、物事を認知できない状態になり、周りに迷惑をかけている、というのが分かってきたわけです。
今、実際発症してしまっている方は、この事実を知っていたらきっと必死に、運動したり喫煙したりといった予防対策をしたはずです。
自身が周りに迷惑をかけない為にも、動けるうちに今から頑張りましょう!!
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