脳の中で一番大きい部分の、『大脳』について、前回紹介しました。今回は、脳の中心の中心!『大脳の内側』にさらに『脳』があります。
ちょうど『側頭葉』の内側部分になるのですが、『間脳』という部位があります。『大脳』に挟まれて、脳の真ん中に位置します。
配置でいいますと、『大脳』があり、その内側の中心に『間脳』があり、その下に『脳幹』があります。
『脳幹』の中の一番上には『中脳』という部位があり、『大脳、間脳、中脳』という感じで繋がっています。
そして『脳幹の中の中脳』からさらに『小脳』がつながり、『大脳、間脳、中脳、小脳』がすべて繋がることになります。
目次
では、脳の中心、間脳の役割とは?
間脳の重要な役目!
脳のど真ん中にある、『間脳』も非常に重要な役割思っています。
『間脳』は、視床、視床上部、視床下部、視床後部、脳下垂体とさらに細かく区分されて、役割を持っていますが、簡単にまとめますと、こんな感じになります。
① 全身の感覚、視覚、聴覚などの感覚情報を認識し、大脳皮質、大脳基底核に伝達します。
② 自律神経系の調節、体温調節、血圧、心拍数、摂食行動や飲水行動、性行動、睡眠、子宮筋収縮、乳腺(にゅうせん)分泌などの本能行動、及び怒りや不安などの調節を担っています。
③ 体内時計を調節するホルモン、メラトニンを分泌します。
『海馬』と『脳梁』の役割!
『間脳』の付近にあります、『海馬』と『脳梁』についてもご説明いたします。
『海馬』の役割。
海馬は短期記憶を担当する部分であり、海馬が障害を受けると、昔の記憶は覚えているのに、最近の記憶が思い出せないなどの症状になります。アルコールに弱く酔って記憶をなくすなども関連します。
『脳梁』の役割。
脳梁は『右脳と左脳』をつなぐ部分であり、両方の脳の橋渡しをする部分になります。
脳梁の疾患により、両方の脳との伝達がうまくいかないと「相貌失認(そうぼうしつにん)」などの症状が発生することもあります。
まとめ
簡単に、脳の各部位の役割について、紹介しました。
脳は、かなり複雑で、すべて細かく紹介しきれないのですが、ある程度、脳の役割を知っておくことで、もし体に不具合が起きたときや、これから予防しようというときに、役に立ちます。
分かる範囲で調べたことを簡単にご紹介していきますので、参考にしていただければと思います。
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