認知症は治せる認知症と治らない認知症があります!種類や症状を紹介 ③

認知症の種類、症状の違いについて前回の記事にて紹介しました、今回は、何故その症状が発生するのか、疾患場所、原因などを記載していきます。

 

脳のどの部分に疾患がありどんな症状が出てしまうのか、認知症に方を

理解するのにきっと役に立つと思います。

 

介護をイライラしなくても済むように把握しておきましょう。

 

 

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 それぞれの認知症で疾患している部分は?

 

認知症は、脳の病気だというのは分かりましたが。

 

脳の中のどの部分が悪くなって起こるのか?

 

認知症の各タイプによってそれも変わってきます。

 

悪くなった原因の個所を知る事で、治療や予防に役立てれる事もあります、

まず病気の詳細を知りましょう。

 

 

 

 ① アルツハイマー型認知症

認知症の中で一番多い症状とされております。

 

脳にアミロイドβやタウと呼ばれる特殊なたんぱく質が溜まり、神経細胞が壊れて

死んでしまい減っていく為に、認知機能に支障をきたします。

 

それにより、脳の記憶する部位である「海馬」が小さく委縮してしまい、

物忘れ等の症状が発生します。

 

そして徐々に脳全体も委縮していき、身体の機能も失われていきます。

 

現在のところ特効薬はなく、症状を遅らせる薬しかない。

 

 

 

 ② 血管性認知症

アルツハイマー認知症の次に多いといわれるのが『血管性認知症』です。

 

脳の血の流れが悪くなる事によって、発生する病気です。

 

脳梗塞や脳出血、くも膜下出血などの脳の血管の病気によって、

脳の血管が詰まったり出血したりします。

 

脳の細胞に酸素や栄養が送られなくなるため、細胞が壊れてしまい、

本来細胞が担っていた機能を失うことによって認知症が起こります。

 

高血圧、糖尿病、心疾患、脂質異常症、喫煙など、生活習慣によって

引き起こされる認知症です。

 

性差では、女性よりも男性のほうが多く発症していると言われています

 

 

 

 ③ レピー小体型認知症

脳全体に、レビ―小体といわれる特殊なたんぱく質が沈着して発生します。

 

レビー小体がたくさん集まっている場所では、神経細胞が壊れて減少している為、

神経を上手く伝えられなくなり、認知症の症状が起こります。

 

現時点で原因はわかっておらず、顕微鏡を使用した検査でないと発見できません。

 

レビー小体型では幻視や妄想などの症状が見られますが、これは視覚を司っている、

後頭葉と呼ばれる部分に病変が起こる為に、視覚に異常が起こるものです。

 

 

 

 

 ④ 前頭側頭型認知症(ピック症)

脳の「前頭葉」と「側頭葉」に限定して脳が委縮していく病気です。

 

前頭側頭型認知症の初期には物忘れや失語はあまりみられず、

人格の変化や非常識な行動などが目立ちます。そ

 

のため、精神疾患と診断されてしまう場合があるので、鑑別診断が重要となってきます。

 

 

 

 

 ⑤ クロイツフェルト・ヤコブ病

大脳から脊髄に至る、中枢神経に海綿状、空胞性変化が起き、神経細胞の委縮

と脱落を起こします。

 

現時点では治療法は見つかっておりません。

 

 

 

 ⑥ 慢性硬膜下血腫(マンセイコウマクカケッシュ)

転倒などで、頭部を打撲した事が原因でおこります、打撲後、一時的な痛み

しかなく他の症状はおきず、画像検査も問題ないのですが、じわじわと出血し、

硬膜の下にたまっていき、脳神経を圧迫して、認知障害として症状が起きます。

 

 

 

 ⑦ 正常圧水頭症(セイジョウアツスイトウショウ)

頭の中を流れる「髄液」と呼ばれる水が、脳室にたまり、神経細胞を圧迫して

症状が発生します。

 

 

 

 

 治せる認知症と治せない認知症!

手術で治せる認知症もある!

①~⑤の認知症に関しては、劇的になおせる薬はありませんが、『⑥慢性硬膜下血腫』

と『⑦正常圧水頭症』の二つは、手術で治す事が出来ます。

 

頭部をCTやMRIで検査してもらえれば、発見でき、手術で改善できますので、

認知障害の症状を見極めて、疑いのある場合は専門医へご相談して頂く事をお勧め致します。

 

 

 

 まとめ

認知症の原因などをご紹介しましたが、現在治せる手段がないと紹介しましたが、

それではどうすればよいのか?ただ症状が重くなっていくのを我慢して見守るしかないのか・・・

 

次記事にて、認知症の対処法、予防法などをご紹介したいと思います。

 

 

 

 

 

 

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