インターネットを自宅で使用したいと考えた場合、一般的には工事業者を呼んで『光回線』という回線を自宅に引く方法があります。
通信も安定していて、月々の金額も安く上がり、定額でインターネットが
使いたい放題ですので、通信量を気にせず使えます。
ではそもそも、ひかり回線とは、どういうものなのか?
今回はその辺をご紹介していきたいと思います。
目次
ひかり回線について
光回線ってなに?
そもそも、ひかり回線とは、
情報を伝達する為の『配線の素材』と『伝送方式』にちなんだ名前になっています。
光回線が世の中に出回るまでは、自宅やオフィスの電話で使用してきた回線は、
『銅線』(メタル線) が使用されていました。
その電話線(銅線)に、音声信号を乗せて相手に伝わらせ、会話のやり取りをします。
一方、ひかり回線は、『光ファイバーというガラス線』が使用されています。
その回線に、光の点滅信号でデジタル化された情報を送っています。
光の速度でやり取りができる事と『光ファイバー』という素材の名称から『光回線』
と呼ばれています。
この技術により、従来の『銅線』より利用速度が上がり、大容量のデータも
短時間の通信で利用が可能になりました。
光ファイバーの素材は、ガラスなのです。
ガラスを細く長く伸ばす驚異の技術についてはこちら
通信回線の種類は?
今現在、使用されている回線の種類として、電話回線、ISDN、ADSLなどがあります。
どれも、インターネットに接続する為の大元の配線として使用されてきた物です。
配線の素材及び、やりとりするデータの種類は、下記の内容になっております。
① 電話線 (銅線使用) → 音声信号(アナログ信号)を伝えている。
② ISDN(アイエスディーエヌ) (銅線使用) → 情報を0と1に変換したデジタル信号で伝えている。
③ ADSL(エーディーエスエル) (銅線使用) → 音声信号とは別の周波数のアナログ信号使い情報を
伝えている。デジタル変換していない。
④ ひかり回線 → 光ファイバー使用 → デジタル信号で送信。
電話、ISDN、ADSLまでは回線の素材に銅線が使用されていました。
その素材が光ファイバーに代わる事により、より高速なデータ通信ができるようになりました。
ISDNは2020年、ADSLは2025年を目途に停止予定。
今後随時、ひかり回線へ移行する(あくまで予定ですが)、との政府の方針も出ておりますので、
ますますデータ通信の分野は、ひかり回線をベースに、広がってゆくと思われます。
ひかり回線は、誰が引いたの?
ひかり回線の9割はNTTが所有!
そもそも光回線って誰が引いているんでしょうか?
答えは、国とNTTなんですね~。
現在、日本の光ファイバーの9割程は、NTTによって所有されています。
NTTは、元々公営から分離、民営化したこともあり、日本国政府から
莫大な資金提供を受け、日本全国に光ファイバーを増設してきた経緯が
あります。
NTT以外でひかり回線を所有しているのは?
その他で、光ファイバーを所有している会社は、
KDDI ・・・・・・・ KDDIの光回線『auひかり』は東京電力が使用していた光
ファイバーを使用。
その他電力会社 ・・・ 中部電力、関西電力、中国電力、四国電力、九州電力等。
CATV ・・・・・・・ ケーブルテレビが所有。
各会社、エリアによって、自社のひかり配線では届かない部分は、
NTTの配線をレンタル料を支払い使用しております。
NTTも、電力会社や他の会社が所有している電柱を使用する場合には、
逆にその所有している会社に使用料を支払って運営しているそうです。
なるほど~。
光コラボレーションで回線をレンタルする売り方が始まった!
2015年より、光コラボレーションというものが始まり、NTTが所有している回線を、
他社へ、レンタル・貸し出し出来るようになりました。
各、光コラボ会社は、NTTに回線使用料を支払い、独自プランで提供しています。
ドコモ光などなど、「ドコモスマホ月額が安くなりますよ~」という特典を付けて
顧客をゲットしようとします。
ドコモユーザーがお得に入れる光回線はこちらで紹介しています。
NTT側も自社で営業をかけなくて良いですし、お互いメリットがあるようです。
という事で『光コラボレーション』は、NTTの光回線のみでのサービスになってい
ます。
名称は数多くありますが、結局回線自体は、NTTの回線を使用しています。
NTT以外の光回線は、以前のNTT同様、回線を所有している会社が顧客から直接
回線使用料を貰う方式で販売しています。
KDDIとかがそうです。
KDDIのau光でキャッシュバックも高額貰えた、実際私が申し込んだ方法はこちら
です。
まとめ
以上が、ひかり回線についての詳細になります。
今では、ほとんどのインターネットが光回線に切り替わってきています。
NTT側もある程度市場に『光回線』が行き渡ってきたので、自社で契約を
一軒一軒取っていくよりも、他社に回線を受け渡してより多くの顧客に
普及してもらう方が効率が良いと考えた方法が『光コラボレーション』とも言えます。
これから『光回線』を契約を考えている方は、選択肢が増えて大変ですが
各社が競い合う事で、金額はどんどん下がってくると思いますので、顧客側とすれば
良い事だと思います。
光コラボレーションを行っている会社でインターネットを契約した方がいいのか。
NTTに直接申し込んだ方がいいのか。
または、その他の独自で回線設備を持った会社で契約した方が良いのか等は、
また別記事にてご紹介したいと思います。
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