健康状態を測るのに使われます、『バイタルサイン』というものがあります。よく病院が舞台のドラマなどで『バイタルは?』などとかっこ良く聞いていますね!
あの『バイタル』です、実は自分で確認出来たりする項目もありますので、ご自身の健康状態の把握にちょっと覚えておきましょう。
目次
健康状態のチェック項目、バイタルサインを知りましょう!
バイタルサインで測る項目は?
『バイタルサイン』とは、人が生きて行くうえで、最低限必要な生体情報になります、文字通り『生命徴候』です。
主に、『体温』『脈拍』『呼吸』『血圧』『意識の状態』を指します。
体温の把握!
成人では、36.0℃~37.0℃ですが、こまめに測り、ご自身の平熱を知っておく必要があります。
午後14時から18時が最も体温が高くなります。
測定には、体温計を使用します。
脈拍の測り方は?
正常な脈拍は、成人で1分間に60~80回程度になります、100回を超えると頻脈(ひんみゃく)となり脈が多い状態になります。
脈を測る場所は、多くありますが、『心臓』に近い場所ほど、脈を探しやすく測りやすくなります。
≪心臓に近い順から≫
① 頸動脈(けいどうみゃく)
首の横側で耳の下あたり、で測ります。
② 浅側頭動脈(せんそくとうどうみゃく)
耳のメガネのフレームをかけるところの、少し前方。
③ 上腕動脈(じょうわんどうみゃく)
ひじの裏側で、折り曲がる部分の内側(子ゆび側)。
④ 大腿動脈(だいたいどうみゃく)
足の付け根の部分、内側、股間側。
⑤ とう骨動脈(とうこつどうみゃく)
手首の内側、親指の付け根あたり。
⑥ 膝下動脈(しっかどうみゃく)
ひざの裏側。
⑦ 足背動脈(そくはいどうみゃく)
足の甲てっぺん辺り。
いずれも、三本の指をあてて測ります。
呼吸の測り方は?
正常な呼吸は、成人の健康な状態で1分間に16~20回、小児が20~25回、乳児が30~35回となります。
胸やお腹に手を置いて測ります、呼吸のリズムや深さなどもチェックします。
血圧の測り方は?
血圧は血液が血管の壁を押している圧力です、『動脈(心臓からでいく血液)』と『静脈(心臓にもどってくる血液)』にもそれぞれ、血圧がありますが、一般的な血圧は『上腕動脈の血圧』になります。
心臓が膨らむ時が『血圧の下』、心臓が縮まる時が『血圧の上』になります。
日本での血圧の正常値は、『上130、下80未満』になり、WHO(世界保健機関)は『上140、下90』未満となっています。
体位によっても変動し、寝た状態が一番高く、座った状態、立った状態の順に低くなります。
血圧計がない場合で緊急で測りたい場合は、目安として、場所によって脈が触れるか触れないかで判断します。
首の脈『頸動脈(けいどうみゃく)』 → ここが触れたら血圧40~60、触れなければ危険レベル
手首の脈『とう骨動脈(とうこつどうみゃく)』 → ここが触れたら血圧80以上ある
足の付け根『大腿動脈(だいたいどうみゃく)』 → ここが触れたら血圧60以上ある
あくまで緊急の目安になります。
まとめ
以上が、バイタルサインの確認方法になります。
何も道具がない場合は、とりあえず落ち着いて、『呼吸』『脈』の確認が最優先ですね。
自身の健康チェックにも、正常値の数字は覚えておきましょう!
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