昔むかし、人類がお金を使う前、生活に必要なものは「物々交換」で手に入れていました。でも、どうしてこんな仕組みを始めたのでしょうか?これには、自然な理由と工夫があったんです。
物々交換が始まったわけ
1. 生き残るために助け合い
昔の人たちは、食べ物や道具を狩りや採集で手に入れていました。でも、みんなが同じように必要なものを持っているわけではありません。例えば:
- 魚をたくさん捕るのが得意な人
- 果物をたくさん採るのが得意な人
このように、お互いの得意なことで助け合うために「物々交換」が生まれたのです。
2. 得意なことに集中できる
人々は次第に「自分の得意なことに集中する」ようになりました。例えば:
- 鍛冶屋さん:ナイフや工具を作るのが得意。
- 農家さん:野菜や果物を育てるのが得意。
それぞれが自分の得意なことをして、その成果を交換することで生活がもっと便利になりました。
3. 仲良くなるきっかけ
物々交換は、ただの「取引」だけじゃありませんでした。「これをあげるから、これをちょうだい」というやり取りは、コミュニティの中での信頼や友情を深める良い方法でもありました。
物々交換のしくみと困ったこと
しくみ
物々交換の基本は「お互いに欲しいものを交換すること」です。
- 例:農家さんが果物を渡し、鍛冶屋さんがナイフを渡す。
困ったこと
でも、この方法にはいくつか問題がありました。
- 欲しいものが合わない:自分が持っているものが相手に必要じゃないと、交換ができません。
- 価値がわかりにくい:「1匹の魚は、1本のナイフと同じ価値?」と決めるのが難しい。
- 腐りやすいものがある:食べ物は時間が経つと腐ってしまうので、保存が難しいです。
物々交換からお金へ
物々交換の困ったところを解決するために、「みんなが使えるもの」を考えました。それが「お金」の始まりです!
- 最初は、貝殻やキラキラした石が使われました。
- その後、金属のコインや紙のお金が作られ、今ではデジタルなお金まであります。
まとめ
物々交換は、人々の生活を便利にし、助け合いを生み出しました。でも、その仕組みには限界がありました。だからこそ、「お金」という新しい方法が必要になったのです。
次回は「お金の始まり」について、もっと詳しく見てみましょう!
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