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パブロフの犬など・・学習と行動に対する豆知識!

geralt / Pixabay

心理学に基づいた、学習に関する理論がありましたので、知っている方も多いと思いますが、豆知識としてご紹介致します。

 

 

 

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学習と行動に関する4つの理論!

パブロフの犬

ロシアの生理学者、イワン・パブロフが行った実験に由来しています。

 

パブロフは、実験の中で、『ベルを鳴らしてから、犬に餌を与える』という行動を繰り返し行ったところ、ベルを鳴らすだけで犬が餌を想像してよだれを垂らすようになった事から、『音の刺激』で『唾液』を分泌させることに、成功した実験という事になります。

 

『餌という大好きなもの』に全く関係のない『ベルの音』が関連づけられた、ベルに好印象を持つようになった事も、注目できる点です。

 

この実験を応用して、嫌いなものと並行して大好きなものを条件刺激する事で、『恐怖心、苦手意識』などを克服する学習へ利用できそうです。

 

 

 

スキナーの箱

アメリカの心理学者、バラス・スキナーが開発した箱に由来しています。

 

スキナーは、箱の中でレバーを押すと餌が貰える仕組みの装置を考案しました、箱の中にネズミを入れ、ブザーが鳴った時にネズミがレバーを押すと、餌が貰えます。

 

この動作を繰り返すことで、ブザーの音に反応してネズミはブザーを押すようになります。

 

餌を得る為に、自発的に道具を使うことを学習したといえます、これは新しい学習を試みる時、または身につけたい行動がある時などに『本人が好む報酬を与えてあげる』と学習行動が促進されることを意味します。

 

 

 

ケーラーの洞察学習

ドイツの心理学者、ヴォルフガング・ケーラーが行った実験です。

 

ケーラーの実験は、高い天井からバナナをひもで吊るした部屋に、チンパンジーを入れて行いました。

 

チンパンジーは、大好きなバナナを採ろうとしますが、届きません、やがてチンパンジーは部屋の隅にあった、木箱に気が付き、それを積み重ねて登り、バナナをとる事が出来ました。

 

これは、やみくもに試行錯誤する学習ではなく、周りを洞察して学習する方法があるという行動パターンの発見になりました。

 

 

 

バンデューラの観察学習

カナダの心理学者、アルバート・バンデューラーが行った実験です。

 

バンデューラは、大人が人形に暴力をふるう行動を、子供たちに見せた後、同じ人形を使って子供がどんな行動をとるか観察したところ、乱暴な行動をする率が高くなる事を発見しました。

 

この事から、人は無意識に、模倣する(まねする)事を学習する、という事が分かりました。

 

 

 

まとめ

という事で、非常に興味深い心理学的な人の学習理論をご紹介しました。

 

面白いですね、うまく利用すれば、苦手を克服するヒントに!試験勉強の効率化に!使えそうです。