2016年に、iphoeのバックアップ機能を悪用した『クローンiphoe』が問題になりました。『クローン端末』からLINEを操作されて内容を見られてしまう、という問題が発生しました。
機種変更をする時に、新しい機種にLINEを設定し、旧端末からデーターを移します。
その後、旧端末のデータを初期化していないと、旧端末でもLINEを操作出来てしまっていた、
という事です。
LINEのハッキング対策！
LINEのハッキング、バージョンアップによる対策
LINE社はそれを受け、LINEのバージョンアップを実施し対策を行いました。
- LINEのバージョン確認方法
【設定】→【LINEについて】→【現在のバージョン】
現在、LINEのクローン化は可能か？
バージョンアップ後のLINEでは、新規端末にデータを移行した後、
新端末でLINEの利用を開始すると、旧端末のLINEが初期化される
仕様になりました。
これにより、実質、複数の端末で、同じアカウントのLINEを共有することは
できなくなりました。
それでも、注意が必要？ 考えられるＬＩＮＥの危険性！
ＬＩＮＥのアカウント移行時に、旧端末のＬＩＮＥが初期化され、ログイン出来なく
なった為、危険はだいぶ減りましたが。
次に増えたのが｢知り合いかも｣や｢友だち｣を語り、なりすましメール(トーク)
にて情報を聞き出すという手口です。
どういう事かと言いますと。
友達になりすまして、勝手に機種変更の手順をされてしまうという手口です。
気が付くと自身の端末でＬＩＮEにログインできなくなり、犯人に乗っ取られてしまう。
といった恐ろしい手口です。
友達なりすましの手口は？
たとえば「友だち」になり済まし「携帯番号消えてしまったから教えて」
と、ＬＩＮＥを送ります。
「わかった＊＊＊＊＊だよ」と返ってきます。
ここでまず犯には、相手の電話番号をゲットしました。
その番号をもとに犯人は、機種変更の手順を進めます。
機種変更の手順を進めますと、両端末が手元にあることを確認する為
旧端末に4ケタの暗証番号が届きます。
この4ケタの暗証番号は、携帯電話のSMS(携帯電話の番号に直接
メッセージを送るサービス)に届きますので、本来、旧端末が手元
になければ分かりません。
犯人はその４ケタの暗証番号を知るすべはないのですが・・・・。
犯人がこんなメールを送ります。
「ごめんラインからなんか番号届いた？教えてくれる」となるわけです。
普通この事を知っていれば、怪しく感じやり取りを辞めれるのですが、
知らない方は続けてしまいます。
怪しいと気がつかず「届いたよ＊＊＊＊だよ」と送ってしまった瞬間。
犯人の持っている端末のLINEが使用可能になり自身のアカウントは
使用不可能になってしまいます。
強制的にログアウトされて、もうどうしようもありません。
こちら側からは、どうする事も出来ないので、ＬＩＮEのヘルプセンターから
アカウントを停止してもらうしかありません。
しかし、ＬＩＮＥにはすぐに話を聞いてくれる、電話窓口はありません。
急を要するのですが、メールでの問い合わせしかありません。
上記から、メールを送り、即アカウントを停めてください！と訴えるしかありません。
メールですのですぐ対応してくれるとも限らないですし、最悪な事態になってしまいます。
ですので、知っておくことが大事です。
安易に個人情報をトークに乗せてしまうのは、こういう危険になりうるんだという事を
しっかり知っておいて十分注意しながらトークしましょう。
まとめ
実質、複数の端末でアカウント共有は出来なくなりました。
ですが、技術上はスマホのデータを丸ごとコピーして複製を造る事も出来ます。
デジタルな機器であれば、専用のソフトを使いコピーする方法等、いくらでも
出来てしまうものだと認識しておく事が、大事です。
すべての危険を除去するのは不可能で、情報漏えいは１００％は防げないとし、
リスクを少しでも減らすため、設定をしておきましょう。
ＬＩＮＥのやり取りする内容は十分注意しましょう。
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