予期せぬ事態で、ご家族やご本人が入院する事になった場合、是非とも知っておきたい制度があります。入院=この申請しておかなくちゃ!と思えるくらい覚えて欲しい制度ですので、是非確認して頂きたいと思います。
目次
高額療養費制度と限度額適用認定証を知っておきましょう!
もしも入院したら、費用はどうなる?
入院という経験をあまりした事がない方でしたら、入院費用がいくらかかるかでしたり、いつ請求されるかでしたりが、よく分からない方も多いと思います。
まず入院しますと月単位で、かかった費用を支払う事になります。
たとえば月をまたいで入院した場合、入院した月と、退院した月で2回の支払いが発生する事になります。
そして、一週間程度の検査入院でも、7~10万程を請求される事もあります。
もちろん保険を適用して、後からお金はもらえたりするのですが、一時的に高額な費用を用意して払っておかなくてはいけません、これはかなりの負担になります。
一括で払わなければいけない為、貯蓄がない方は、どこかでお金を借りてきて払う、という事もよく聞きます。
そういう状況の時に、日本の医療保険制度には、とっても良い制度があります。
高額療養費制度で窓口の支払いを安くしましょう!
高額療養費制度というものがありまして、申請をしますと『限度額適用認定証』というものを発行して貰えます、その認定証を支払いの窓口に提出すれば、一定額以上の医療費は、免除されて払わなくてもよくなるというものです!
非常に素晴らしい制度です。こういう時の為に我々は、高い国民健康保険料や社会保険料を払っているのです!必ず適用しましょう!
対象年齢や問い合わせ、申請先は?
高額療養費制度の対象年齢は?
まず、対象年齢ですが、『70歳未満の方』、『70歳以上75歳未満で市町村民税非課税世帯の方』が適用されます。
そして、70歳以上75歳未満で課税世帯の方は保険証の提示により同様の取扱いがされています。
というわけで、国民全員がサービスを受けれます。
『限度額適用認定証』の問い合わせ、申請先は?
問い合わせ、申請先は、加入している保険の種類によって変わります。
種類は全部で3つ御座います。
① 国民健康保険 ・・・・・・・・・・・自営、農林水産業、無職の方などが加入。
② 全国健康保険協会(協会けんぽ) ・・・中小企業のサラリーマンが加入。
③ 健康保険組合 ・・・・・・・・・・・大手企業のサラリーマンが加入。
申請や、問い合わせ先は?
① 国民健康保険 ・・・・・・・・・・・市区町村の国民健康保険窓口。
② 全国健康保険協会(協会けんぽ) ・・・教会の各都道府県支部。
③ 健康保険組合 ・・・・・・・・・・・健康保険組合の窓口。
まとめ
退院後からでも、認定証を発行して、お金は貰えますが、出来る事なら支払い時に、高額なお金を用意する手間は、取られたくはないですので、早め早めの申請をお勧め致します。
場合によっては、即日発効のところもあるようです。
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