まず始めは、脳の仕組みからです。脳は身体のあらゆる動作や感情、反応をコントロールする部分になります。
まず『脳』を外側から見てみます。
『脳』とそこからのびます『脊髄』(セキズイ)から各部位へ神経が伸びていまして、あらゆる動作の信号を送っています。
黄色い線が各部位へのびる神経です。
青い囲いの線は、『骨』です。
『脳』と『脊髄』は非常に精密な部位ですので、かたい頭蓋骨と背骨で守られています。
さらに『脳』は、頭蓋骨の内側に、『髄膜』(ズイマク)と呼ばれる、3層構造のクッション(軟膜・くも膜・硬膜)で包まれており、そして脳の周りは、『脳脊髄液』(ノウセキズイエキ)という液体に覆われていて、スーパーで売っている『お豆腐』のような状態で守られております。
脳の働きは何でしょう?
脳のはたらきは、大きく分けて3つに分類されます。
① 大脳 ② 小脳 ③ 脳幹
① 大脳
脳の中の80%を占める、一番大きい部分です。
おもな働きは、
1.身体の中・外で起こった事を感じ、情報分析し身体全体を動かす指令を行う。
2.目や耳から送られてきた情報から、考えたり決めたり覚えたりをする。
3.喜怒哀楽などの感情を決める。
② 小脳
皮膚や筋肉から情報を受け取り、歩く、走る、立つ、座る、バランスを取るなど運動にかかわる動作をコントロールしています。
最初の指令は、大脳から送られますが、筋肉に細かい指令を送るのは小脳。
③ 脳幹
脳幹は、呼吸をしたり、心臓を動かしたり食べ物を消化させたりなど、生きるうえで欠かせない動作をコントロールしています。
脳幹は、更に細かく分かれ『中脳、橋(キョウ)、延髄(エンズイ)、間脳(カンノウ)』に分けれます。そして『間脳』が更に『視床(シショウ)、視床下部(シショウカブ)、脳下垂体(ノウカスイタイ)』に分かれます。
1.『中脳、橋(キョウ)、延髄(エンズイ)』
呼吸、心臓、平衡感覚のコントロール。
2.『視床(シショウ)、視床下部(シショウカブ)、脳下垂体(ノウカスイタイ)』
ホルモン、体温の調整。食べ物や水分を取りたくなるように刺激をする。
まとめ
という事で簡単に、脳の働きを紹介しました。
身体のすべてをコントロールしている、大変重要な部分でした。
非常に怖いですね、頭とかむやみに壁に打ち付けたりしなくなりますね。
そして、『延髄切り』って超危険な技だった・・・・。
ざっくり脳の働きが分かったと思いますが、次記事で『右脳・左脳』についても調べてみようと思います。