行政書士試験という国家試験を「法律ど素人の40代のおっさん」が、過去問だけを独学で勉強して合格することが出来るのか?、というのを実際に行ってみたという記事です。
勉強の仕方は、こちらの『行政書士5年間の過去問題集』を使用して、解説を見ながら、スマホで調べ
ながら、黙々と過去問を解いていくという方法で行います。
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その勉強の過程で、調べたことや問題を正解するのに必要だった知識を書いていこう
と思います。
勉強中の身ですので、記事内容で解釈が間違っていることもあると思われますので、ご了承
ください。
前回の記事の続き、『平成25年度 行政書士試験問題の問8』から、始めたいと思います。
行政書士試験、過去問を暗記する方法で受かるのか!?
行政書士試験、平成25年度 問8
前回の続き、平成25年度、行政書士試験の『問8』から始めていきます。
問8
(ア)
『入札制度』の判例からの問題です。
入札制度とは?
国や地方公共団体などの団体が工事を行う時など、業者を選ぶときには、入札という方法を取ります。
主に「税金の無駄遣いを防止する為」に入札制度は、地方自治法にて法律で定められています。
このことを踏まえたうえで問題にはいります。
問題は、入札制度の一つ『指名競争入札』についてです。
『最判平18.10.26の判例』
村が発注する公共工事の指名競争入札に、長年指名を受けていた建設業者をある時点から全く指名
しないで入札に参加させなかった、そんな村の対応についての訴え。
結論
① 工事現場への距離が近く、現場に関する知識を有している業者。
② 地元の経済の活性化にも寄与することを考慮し、地元企業を優先的に指名する。
この合理性を肯定していて許容される範囲という結論。
という事で(ア)は、正しい。
行政書士試験、平成25年度、問8の(イ)
続いて、平成25年度、行政書士試験の『問8の(イ)』の問題です。
問8
(イ)
『第三ヘクター法人』に関する問題です。
第三ヘクターとは?
国・地方公共団体と民間が共同出資して設立された法人。
『最判平23.10.27』の判例から
民間と市とで出資した第三セクター法人が、倒産した場合の損害賠償に市の資金(税金)が使用されて
しまう事に対して、市民が訴えた。
結論
その契約の適法性、有効性、公益上の必要性について、長の判断に裁量権(行政庁が行政行為を行うにあたり
与えられている権限)の逸脱、濫用がなければ、OK。
という事で(イ)は正しい。
行政書士試験、平成25年度、問8の(ウ)
続いて、平成25年度、行政書士試験の『問8の(ウ)』の問題です。
問8
(ウ)
『個人タクシー事件』の判例からの問題です。
個人タクシーとは?
個人タクシーを行うには、審査基準が設けられ、試験などもあるようです。
判例では、個人タクシー免許の審査が公正に行われず、申請が却下された処分に対して訴えてい
ます。
今では、審査基準があるみたいですが、判例のころはなかったのかな?・・・・。
という事で、(ウ)は、判断に対して行政庁の専門技術的な知識経験や公益上の判断を必要とし、行政庁
に裁量を求めますので、間違っているとなります。
行政書士試験、平成25年度、問8の(エ)
続いて、平成25年度、行政書士試験の『問8の(エ)』の問題です。
問8
(エ)
水道法15条1項の問題です。
水道法15条1項とは?
水道法15条1項は、給水区域内の需要者から給水契約の申込みを受けったときは、正当の理由がなければ
これを拒んではならないとなっています。
しかし、
近い将来、水不足が予見されることを理由に給水契約の締結を拒絶する事は、許されるという結論が出て
います。
水不足の予見は正当な理由に入ると・・・・・。
という事で(エ)は、間違っているという事になります。
そうなりますと、
ア → 正
イ → 正
ウ → 誤
エ → 誤
となりまして、答えは4というのが解かりました。
まとめ
今回で平成25年行政書士試験の過去問の問8まで完了しました。
まだまだ問題があるんですよ~。
1回の試験で60問ありますから・・・・・。オエ・・・・。
次の記事に続きます。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
それでは、次記事も宜しくお願い致します。エーチュボース!!