マルクス資本論とは?マルクスとは何をした人かを簡単に紹介 ①

あまり本を読むのは好きではないのですが、伝記を読むのは結構好きだったりしまして、その方の人生を生まれてから亡くなるまで読めて、反面教師にしたり共感したりするのが好きだという事に

気づきまして。

 

しかし、読んでもすぐ忘れてしまうので、どうせなら自分なりに理解した事を

記事にしてみようかな・・・。

 

と思い、始めて見ます。最初は『資本論』で有名な『マルクス』さんです。

 

 

 

 

 

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 マルクスは何をした人で何を伝えたかった人か?

 なぜマルクスの本を読んだのか?

まずはここからですね~。

 

私はマルクスについてまったく予備知識はありませんでした。資本って言葉も良く分かりません。

 

しかし最近たまたま、右翼左翼とはなんだろう?という事について調べていた時に『資本主義』

というキーワードが出て来ました。

 

『資本主義』を調べるにあたって出てきたのが『マルクスの資本論』という本です。

 

実際『資本論』は難しくてよく分からないのですが、それを丁寧に分かりやすくして書いてある

本を見つけたので、その本を読んでマルクスについて分かった事を紹介します。

 

 

 

 

 マルクスはいつの時代の人?

出典:wikipedia

 

時代は1815年~1883年の間。

 

ドイツで生まれて、64歳で亡くなっています。

 

マルクスの職業は、人間の自由について考えた哲学者、資本主義の分析を行った

経済学者、歴史の発展法則を探求した歴史学者、新たしい社会の建設を目指した

革命家。

 

という事なのですが、どうやら有名になったのは亡くなってからで、生前は

日雇い仕事を繰り返しながら、貧困との戦いだったそうです。

 

代表的な著書に『共産党宣言』『資本論』があります。

 

ドイツで生まれましたが国を追われ、ほとんどをイギリスで過ごしています。

 

 

 

 

『マルクス主義』を掲げた人々が、1917年にロシア革命、モンゴル、キューバ

中国、北朝鮮、アフリカなどでも同じく革命を起しちゃうほど影響が出てしまった。

 

 

 

 

 マルクスの時代の時代背景から

マルクスは、経済システムによって人間の生き方が決まっているという事を分析

していた人だと思いますが、マルクスの時代に行きつくまでの歴史を簡単に

紹介します。

 

歴史の流れの中で、世界各国で社会をリードするリーダー階層の交代が起こります。

 

日本で表すと分かりやすいのですが、まず江戸時代に幕府や藩が経済を支配していた

『封建時代』が、商人の物流が盛んになり、幕府経済が破たんして下級武士や市民が

革命を起こします。

 

1868年に明治時代が始ります。

 

世界でも王国や貴族等の『封建時代のリーダー』から『商工業者を中心とした富裕層

市民』へ、リーダーが交代したきっかけが市民革命『イギリス革命1688年』や

『フランス革命1789年』になります。

 

この辺の時代から資本主義の社会になって行きます。

 

資本主義は資本(お金・資産)を持っている市民が自由に起業できる社会になります。

 

ここから、雇う側(使用人)と雇われる側(労働者)で格差が出来てしまうという今でも

ありがちな社会問題が出始めます。

 

マルクスが『共産党宣言』『資本論』を制作していた頃の時代は、職人や農民が多く

自分で物を生産して資本にするという市民が多く、雇われて働く市民は全体の5%

程だったようで、当時はあまりピンとこない理論だったようです。

 

が、将来は労働者が奴隷のようになり、経営側だけがどんどん富裕層になってしまう

社会になるよ~そうなったら資本主義も崩壊するよ~と訴えていたわけですね。

 

 

 

 

 

 マルクスが言いたかった事は何か?マルクスが訴えた民主主義制度。

結局マルクスが言いたかった事は何だったのか?

 

まずは、民主主義を訴えた。

 

その為の政策として

 

① 成人男女による普通選挙制度

 

当時議会制度が進んでいたイギリスでも成人男性全員に選挙権を与えたのは1918年。

 

女性の選挙権は20世紀中ごろ。これにより労働者階級の意見が反映される社会になる。

 

 

② 国立銀行を通じて信用を国家に集中する事

 

③ 強度の累進税

 

④ 相続権の廃止

 

⑤ 国有工場を増やし生産用具を増産すること。

 

⑥ すべての人に対する平等の労働義務。農業の為の産業群の編成

 

⑦ 農業と工業の経営の結合。都市と農村の対立除去。

 

⑧ すべての児童に対する無償公共教育。児童の工場堂々の廃止。

教育と物質的生産との結合。

 

などなど

 

150年くらい前の世界なので、もうほとんど達成されていますが、当時は革新的

であったのでしょうか?。

 

という事は今の日本は、結構マルクスの望んだ世界になっているっぽいです。

 

 

 

 

 

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 マルクスが発見した事は何か?

マルクスが発見した2大発見は『史的唯物論(してきゆいぶつろん)』と『余剰価値論

(よじょうかちろん)』なのだそうです・・・・。

 

訳わかめですね。

 

これだとさっぱり分かりません。こんな哲学的言い方ばっかりなのでマルクスの言って

る事は訳が分からないんです。

 

でも、分かりやすく解説してくれていました。

 

 

まず『史的唯物論』とは、

 

『経済が社会を決める根本の要因であって、経済システムが変われば社会も人間も

変わる』と言っているのだそうです。

 

そしてマルクスいわく将来的に資本主義経済は崩壊すると予想したそうです。

 

しかし、現状は資本主義が支配してます。

 

今の日本のように、まだ資本主義の構造が改善されていなかったからか、かなり

批判的です。

 

 

 

そしてもう一つ『余剰価値論』。

 

これは、資本主義のシステムを分析して導き出した理論なのですが。

 

『経営側』は、労働者の余剰価値を搾取して成り立っている、といいますか。

 

つまり『労働者』が月30万円で雇われていたとします、しかし実際『労働者』

が労働した時間を考えると月で40万円程の価値がある。

 

その差額の10万円分が『余剰価値』であって、労働者から見れば未払い分のお金に

なります。

 

『経営者側』からすればそのお金を元手にさらなる余剰価値を生むというサイクル

が資本主義であるという事を説いています。

 

マルクスは『経営者』を非難しているわけでなく、そうしないと経営者側も成り立

たないのだから、そいうシステムの経済である事を理解しよう、と言いているわけ

ですね。

 

そして将来的に資本主義は破綻すると言っていたわけです。

 

 

 

 

 

 現在の日本の資本主義はどうでしょうか?マルクスの言う通りになったのか?

資本主義経済が発展して行って、資本家たちは富を手に入れ、労働者はますます搾取される

ばかりになり、革命が起きて破たんする。

 

というマルクスの予想でしたが、実際は、今の日本を見てみますと

資本家と労働者の関係が変化し、労働者にも豊かさを分配して消費力

を高めるという方向へ行きました。

 

労働者への『労働基準の法の整備』や働けなくなった時の『社会保障制度』で

安心して働ける資本主義に進化したという事でしょうか。

 

アメリカのお偉いさんだったか「日本は資本主義の成功例だ」と言っているそうです。

 

ではもう、マルクスが生涯をかけて、訴えてきた事は意味が無いのでしょうか?

進化はしていますが資本主義の基本的構造は変わっていません。

 

労働者としての一生でいいのか・・・・。

 

しかし経営者はその分大変な事も多いであろう・・・・。

 

そんなことを改めて考えるきっかけになったマルクスの本はやはり読んで良かった。

 

 

 

 

 

 今回、読ませて頂いた本を紹介します。

 

マルクスについてまるで何も知らなかった私が、非常に分かりやすく読む事が出来ました。

 

読ませて頂いた参考書籍は、こちら ↓↓

 

 

 

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 まとめ

という事で今回は『マルクス』について紹介しました。

 

サラリーマンの方は考えさせられる事が多いですよ。本の後半は特に・・。

 

是非読んでみてください。

 

 

最後まで読んで頂きましてありがとうございました。

 

それではまたお会いしましょう。エーチュボース!!

 

 

 

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